数週間前、母方の祖父が亡くなりました。91歳でした。
一緒に暮らしていなかったので、母方の実家に向かったのですが
着いた時にはもう棺の中でした。母も死に目には会えなかったようです。
自分自身は高校を出てからは東京に行ってしまった為、年に1回会うか会わないかくらいでした。
前々から体が弱っているという話は聞いていたので、実家に戻ってからは何度か顔見せに行っていました。
でも・・・じいちゃんボケちゃっててオレのこと見てもわかんないのよね。
そんな時、横で「○○が来たよ」と一生懸命教えている祖母とのやり取りがとても微笑ましかったのを憶えています。
で、最近顔見せてないからそろそろ行こうかな~と思ってる矢先でした。
もう1回くらい生きてるうちに会っておきたかったな。
葬儀は葬儀場ではなく母方の実家で行われました。
ただでさえ孫が多いのに、その孫がまた子持ちだらけで凄いことになりました。
(子供いないのは、というか結婚すらしてないのはウチの兄妹ともう一人だけだったり)
叔母が 「じいちゃん死んで孫の祭りだね」 と言ったのが印象的でした。
祖母は足腰が弱っていてもう一人では動けない状態だし、葬儀は見たくないということで
ずっとベッドに横になっていました。(というより放心状態でした)
祖父の棺を閉める前に皆で花を添える際に、もうこれで顔を見れるのは最後だということで
ベッドにいる祖母を母や叔父・叔母が抱えてきました。
本当に最後のお別れ・・・・・泣き崩れる祖母を皆泣きながら抱えていました。
長年連れ添った最愛の人を看取るって、どれだけの悲しみなんだろう。
今の自分には想像すら出来ません。